学院コレクション

 
 
 
 
 


明治時代に刊行された初の時計・貴金属業界誌

時代 明治40年2月20日
寸法 縦25.5cm 横18.5cm
備考 42ページ
分類項目  


「時計商報」(月刊)の創刊は明治39年。編集発行人は鈴木要蔵という人物で、発行所は京橋の時計商報社。
これはその第8号で、発行は明治40年2月。時計と宝石・貴金属の記事中心に編集されている。宝石関連記事としては「宝玉一班」「小説・指輪の行方」などが目を引く。流行に関する記事もあり「すでに黄金時代を去って宝石時代となっている。それ故に指環は全く宝石ものの全盛期謳歌時代」と記し、流行の宝石をとりあげている。
「時計商報」については、かつて、時計研究家の平野光雄氏は「これが新聞形態であったのか、はたまた雑誌形式であったのか、詳らかでないけれども、創刊年代の古い点からみて、東京地方における時計業界紙(誌)としては、おそらく草分け的な存在であったと思われる」(セイコー・ライブラリー叢書2「日本時計商工誌」解説)と指摘している。



 
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