学院コレクション


お初形べっ甲蒔絵櫛

素材  
時代  
寸法  
備考  
分類項目  

散斑(ばらふ)のべっ甲蒔絵櫛です。斑を包むように蒔絵が施されていて何箇所かに花模様が描かれています。
この櫛の形は「お初形」と呼ばれ、明治中期頃から後期にかけて流行しました。
正面から見ると棟(むね)の上が丸く、下の親歯の両サイドが内側へ食い込んでるのが特徴です。
この形の櫛は当時大へん人気が高かったようで、明治26年3月の『風俗画報』では、最ももてはやされている櫛として図入りで取り上げています。

メールマガジン第19号(2004.8.11配信)より



 
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