学院コレクション

べっ甲蒔絵櫛

素材  
時代  
寸法  
備考  
分類項目  

この櫛は横に細長いべっ甲製蒔絵櫛です。
地は菱万字文。その上を菊花文と藤波文で大胆に描いた雅(みやび)な櫛です。
横の長さは12cm強あり、それに対して高さは一番高い所でも4.5cmしかありません。
江戸時代中期頃には、こうした横長櫛がずい分用いられたようで、その時代に活躍した鈴木春信の浮世絵を見ると、そこに描かれた女性の多くがこの形の櫛をしています。

メールマガジン第17号(2004.6.11配信)より




 
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